ファレル・ウィリアムスが、ソロ名義としては2006年の『In My Mind』に続く2作目となる『GIRL
』をリリースしました。
ファレルといえば、2014年のグラミー賞で最優秀プロデューサー賞を受賞したぐらい、音楽プロデューサーとしてのイメージが強い人物。
ただ、元々はNER*D時代からボーカルを取っており、昨年はダフト・パンク「Get Lucky」、ロビン・シック「Blurred Lines」とボーカリストとしての参加が続いたところで、満を持しての今作というところでしょう。
先行シングルとして発表された「Happy」は各国でNo.1を獲得しており、アルバムの方も米国では『アナと雪の女王』のサウンド・トラックに阻まれたものの2位まで上昇となっています。
前作はほとんどの曲にゲストが参加していましたが、今作では「Brand New」にジャスティン・ティンバーレイクとティンバランド、「Come Get It Bae」にマイリー・サイラスとダフト・パンク、「Know Who You Are」にアリシア・キーズと、やや控えめな感じでしょうか。
とはいえ、前作と比べるとゲストに左右されなくなった分、アルバムに統一感が出ており、リラックスして制作されたような印象も受けます。
まぁ今作の完成度としては抜群ですし、明るい曲調が多いので、心地良く聴ける1枚ではないでしょうか。