マイクロソフトが4/8にWindows XPのサポートを終了するため、ネット上では使い続けることの危険性や、増税のタイミングも重なって買い替えユーザへの宣伝が飛び交っています。
まぁその事について同じことを書いてもしょうがないので、逆にWindows XPが無くなることでどんなメリットがあるのかを調べてみました。
- HTML5に完全移行できる
HTML5に対応しているWebブラウザが、Internet Explorer(IE) 9、Google Chrome 3.0、Firefox 3.1、Safari 3.0、Opera 9.6以上。
IE以外のブラウザについては早い時点でHTML5に対応していたので、現在は問題ないかと思いますが、厄介なのがIEで、Windows XPでの最終バージョンがIE8となっています。
Windows VistaではHTML5に対応したIE9へのバージョンアップが可能なので、HTML5へ移行しても問題ない状態になるかと思います。
- 1つのIPアドレスで複数のSSL証明書が使える
Apache 2.2.12以降ではServer Name Indication(SNI)を使うことで、1つのIPアドレスで複数のSSL証明書を割り当てることができるようになりました。
ただWindows XPには非対応だったため、せっかくの機能もほとんど利用されることはありませんでした。
Windows XPが無くなることで、SSLを導入する際のコストも下がり、枯渇しそうなIPv4アドレスの節約にもなります。
- Office 2003形式で保存しなくて済む
Windows XPと同時にサポートが終了するのが、Office 2003。
ドキュメントを送る際、Office 2007形式のdocxやxlsxで送った時に、Office 2003を使っているからdocやxlsで送り直してくれと面倒くさいことを言われることが無くなります。
Office 2007形式の場合、大容量のデータに対応しており、圧縮率も高いのでファイルサイズの節約にもなります。
と、こんなところでしょうか。
まぁ実際は、それでも使い続ける企業は多いでしょうから、そうすんなりとはいきませんが、もしWindows XPが無くなればこういうメリットがあるということで。