Ringo Starr & His All Starr Band『Ringo At The Ryman』

第12期リンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンドが、テネシー州ナッシュビルで行ったコンサートを収録した『Ringo At The Ryman』がリリースされました。

第11期では作品としてのリリースが無かっただけに、今作は久々のライヴ映像になります。

今回の参加メンバーは新旧織り交ぜた形で、スティーヴ・ルカサー(TOTO)、グレッグ・ローリー(元サンタナ、元ジャーニー)、トッド・ラングレンリチャード・ペイジ(元Mr.ミスター)など。

また、この日はリンゴの誕生日だったこともあり、1曲だけのゲスト参加でジョー・ウォルシュ(イーグルス)、リチャード・マークスフェリックス・キャヴァリエ(元ザ・ラスカルズ)なども登場しています。

最近はラインナップがやや渋くなっていましたが、今回はなかなか豪華なメンバーが揃いましたね。

選曲も耳馴染みのあるチョイスとなっており、スティーヴ・ルカサーがTOTOの代表曲「Rosanna」「Africa」「Hold The Line」、グレッグ・ローリーがサンタナの「Evil Ways」「Black Magic Woman」「Everybody’s Everything(新しい世界)」、トッド・ラングレンが「I Saw The Light(瞳の中の愛)」、リチャード・ペイジがMr.ミスターのNo.1ヒット「Kyrie」「Broken Wings」などを披露しています。

リンゴがTOTOやサンタナの曲でドラムを叩くなんて、なかなか珍しい光景ではありますが、まぁテクニカルな部分はもう一人のドラマー、グレッグ・ビソネットに任せてる感じでしょうか。

演奏については、スティーヴ・ルカサーが派手にギターを弾きまくっているのが目立つ感じですが、全体的にバンドのまとまりが良いので、最初から最後まで飽きずに観ることができます。

またリンゴ自身も「Don’t Pass Me By」でキーボードを弾いたり、「You Are Mine」でペルーの打楽器カホンを演奏したりと、ちょっと珍しいシーンもあったりします。

今作は全般に渡って心地良いグルーヴ感に包まれながら、お馴染みのヒット曲が次々と登場するので、思わず見入ってしまう作品だったと思います。

それにしても、リンゴは72歳とは思えないほど元気で、第1期の頃からほとんど見た目も変わっていないのは驚くところですね。

Paul McCartney And Wings『Wings Over America』『Rockshow』

ポール・マッカートニー&ウイングスが、1976年に行ったアメリカ・ツアーを収録した『Wings Over America』『Rockshow』がリマスターされて、新たにリリースされました。

『Wings Over America』は、元々CD2枚組(LP3枚組)で『ウイングスU.S.A.ライヴ!!』の邦題で発売されていましたが、タイトルの変更と、スーパー・デラックス・エディションにボーナス・ディスク「Wings Over San Francisco – Live At The Cow Palace」、1979年にテレビ放送された「Wings Over The World」を収録したDVD、公式サイトから24bit/96kHzの音源ダウンロードが追加されての再発となります。

『Rockshow』は同音源の映像版で、1980年に劇場公開された作品ですが、今までCD版に比べて7曲少なかった分が追加され、ツアーの様子を綴った10分のドキュメンタリー「A Very Lovely Party」も収録されています。

まぁ本編だけで言えば、CD版DVD版ブルーレイ版とどれも同じ曲目になりますが、やはりファンが一番聴きたいのはオマケの部分だったりするので、悩ましい販売形態だったりしますね。

『Rockshow』の方は、リマスター効果でかなりキレイに観ることができるようになりましたが、元々かなり荒かった映像なので、照明が暗いシーンではまだボヤけた感じが残っていたりもします。

ボーナス映像の「Wings Over The World」で、リンゴ・スターエルトン・ジョンが楽屋裏に遊びに来ているシーンが、なかなか興味深いところですね。

『Wings Over America』付属の「Wings Over San Francisco – Live At The Cow Palace」は、同ツアーの1976年7月13〜14日に行われたサンフランシスコ公演を収録したもので、こちらは本編には採用されなかったテイク。

まぁセットリストに目新しいところはないですが、どの会場でもビートルズ・ナンバーは歓声が凄いのがわかりますね。

それと付属DVD収録の「Wings Over The World」は、別会場のライヴ映像なども挿入されるので、こちらも面白く観ることができるだろうと思います。

あと一番気になったのは、やはりスーパー・デラックス・エディションの箱の大きさでしょうか。

Ram』のリマスター盤の時もかなりの大きさでしたが、今回はブックレット4冊がパッケージされ、さらに輪をかけてバカでかくなっています。

Venus And Mars』『Wings At The Speed Of Sound』のリマスター盤もComing soonと書かれているだけに、このペースで販売されると、かなり置き場に困りそうな勢いです。

Daft Punk『Random Access Memories』

ダフト・パンクが8年ぶりとなる、4作目『Random Access Memories』をリリースしました。

前作『Human After All』がややコアな音作りだったこともあり、今作はどうかと思っていましたが、シングル「Get Lucky」は世界中のチャートで1位となり、プラチナム(100万枚)認定まで獲得する快調ぶり。

アルバムの方もイギリスでの予約数が凄いようなので、今後どこまで記録を伸ばせるのか楽しみですね。

今作では、ファレル・ウィリアムス以外にもゲストが参加した曲が半分ほどあり、歌モノとインストゥルメンタルがバランス良く混じっている印象。

「Get Lucky」もそうですが、70年代のテイストが随所に見られ、やや懐かしさも感じるぐらいのソウルやディスコ・サウンドが軸になっている感じでしょうか。

ただ「One More Time」のような強烈なインパクトのある曲がないので、人によっては地味に映ってしまうかもしれませんね。

まぁループ・サウンドの耳触りが良く、ずっと聴いていられる心地良さがあるので、何気なく曲をかけているといつの間にか気分がノッてくるような、そんなアルバムです。

マイクロソフトが「Xbox One」を発表

マイクロソフトが5/21に開催した「Xbox Reveal」で、次世代ゲーム機「Xbox One」を発表しました。

プレゼンテーションの中で、ゲーム機ではなくエンターテインメントを統合したオール・イン・ワン機ということが強調されており、ゲーム以外にもテレビ、ブルーレイ、オンデマンド、Skypeなどが利用可能になっています。

またKinectも標準で搭載されているので、それぞれの操作も音声認識とジェスチャーで行えるようになっていたり、クラウド上にゲーム動画を保存して共有することも可能とのこと。

ゲームのタイトルもいくつか紹介されており、Microsoft Studiosが「Forza Motorsport 5」、EA SPORTSが「FIFA 14」、Remedy Entertainmentが「Quantum Break」、Activisionが「Call of Duty Ghosts」など。

ただゲーム・タイトルについては、6/11から始まるE3で詳しく紹介するとのことです。

今回の発表は、やっぱりKinectを使ったデモが素晴らしかったですね。

スペック的には「PlayStation 4」とそう変わらないかもしれませんが、インターフェイスの差で「Xbox One」が一歩上回ったように感じます。

携帯3社が2013年夏モデルを発表

5/7にソフトバンク、5/15にNTTドコモ、5/20にauが、それぞれ2013年夏モデルとなる新機種を発表しました。

ソフトバンクはスマートフォン6機種、モバイルルーター1機種に加え、「みまもりケータイ3 202Z」「みまもりGPS 201Z」といった安否確認のためだけの端末も投入。

目玉機種としては、5インチ・ディスプレイ、フルセグ・チューナーを搭載した「AQUOS PHONE Xx 206SH」「ARROWS A 202F」あたりでしょうか。

また新サービスとして、クラウド型の健康管理サービス「SoftBank HealthCare」も490円/月で提供されるようです。

まぁソフトバンクは無難に押さえてきた印象なので、6月に発表が噂されている新型iPhoneを見てからでも良いかもしれませんね。

NTTドコモは、スマートフォン10機種、タブレット1機種。

ドコモのツートップと銘打った「GALAXY S4 SC-04E」と「Xperia A SO-04E」がプッシュされており、そこに集約させたいということなのでしょう。

機能的には、フルセグ・チューナー搭載の「ARROWS NX F-06E」も悪くないのですが、やや影になってしまったのは残念ですね。

auはスマートフォン4機種のみ。

厳選したという割には、どの機種もやや中途半端な印象で、こちらも新型iPhoneを待ってからでも良いのではないでしょうか。

サービスとしては、クーポン配信などを追加した「auスマートパス」、初心者向けに設定サポートを行う「auスマートサポート」なども用意されました。

全体的な印象としては、ソフトバンクとauが新型iPhoneを軸にしながらAndroidを揃えてきた感じで、NTTドコモがGALAXYとXperiaでそれに対向する構図でしょうか。

まぁNTTドコモは過去に「DoCoMo2.0」で大失敗してるので、今回の「ツートップ」のように大言を吐いた時は、それが前フリになる可能性も高いのですが。

Googleが「Google I/O」で新サービスを発表

Googleが開発者向けイベント「Google I/O」の基調講演で、新サービスをいくつか発表しました。

まずはAndroid向けに、ゲームのソーシャル・サービス「Google Play game services」。

iOS/OS Xでは「Game Center」、Windowsでは「Xbox LIVE」といった友達とスコアを競う機能がありますが、これでやっとAndroidにも同等のサービスが用意されることになります。

続いて、開発者向けツールとして「Android Studio」もベータ公開されました。

今までは、オープンソースのIDE「Eclipse」と「Android SDK」を組み合わせて開発するスタイルが推奨されていましたが、これでAndoridアプリ開発に特化したツールが用意されたわけです。

それと月額9.99ドルで、音楽が聞き放題となる「Google Play Music All Access」。

こちらは既存のクラウド保存できる「Google Play Music」のサービスですら提供されていない日本ではちょっと難しそうですね。

それから開発用の端末としては、SIMロックフリー、管理者権限で実行可能な状態のサムスン製「Galaxy S4」が提供されるようです。

発売は6/26から649ドルとなっており、Google Play Storeを通じての提供となるようですが、日本でも購入可能なのかが気になるところです。

まぁ開発者ではなく「Galaxy S4」を欲しいなら、NTTドコモ経由で「はじめてスマホ割」「ありがとう10年スマホ割」などを使って買う方が、断然安く買うことができるとは思いますが。

あとは「Google+」に搭載されている「ハングアウト」が強化されていたり、「Google Now」でiOSで言うところの「Siri」のように会話できたり、「Google マップ」に3D表示機能が追加されたりと、既存のサービスのバージョンアップも目立ちます。

開発者向けのイベントということで、技術的な話が多いのはわかっていたことですが、それにしても事前予想に比べるとちょっと地味な発表が多かったかなぁ。


Rod Stewart『Time』

ロッド・スチュワートがオリジナル・アルバムとしては2001年の『Human』以来となる、『Time』をリリースしました。

元々ロッドといえば曲作りには消極的で、楽曲はソングライターに作ってもらうか、カバー曲を歌うというスタンスが多かったわけですが、今作ではトム・ウェイツのカバー「Picture In A Frame」を除いて、すべてロッド自身が作曲に関わっています。

今作からは「She Makes Me Happy」「It’s Over」がシングル・カットされており、「She Makes Me Happy」の方は彼らしいケルト音楽のテイストを混じえた爽快なロック・ナンバーになっていますね。

収録曲も全体的にアップテンポの曲が多めなので、『The Great American Songbook』シリーズとは違った、久しぶりにロックな楽曲が聴ける作品になっています。

昔からのファンにすれば、やっぱりロッドといえばロックンロールを歌っているイメージですからね。

ただ昔ほど高音が伸びなくなっているので、ボーナス・トラックに収録されているエルモア・ジェームスの「Shake Your Money Maker」などを聴くと、『Smiler』収録の「Sweet Little Rock ‘N’ Roller」を思い出して、アレっと感じてしまう部分もあったりますが。

まぁ、でもジャズ路線にはちょっと食傷気味だったので、この路線で2012年には叶わなかったフェイセズのリユニオンも実現して欲しいところです。