Suede『Bloodsports』

2003年に解散し、2010年から活動を再開していたスウェードが、11年ぶりの新作『Bloodsports』をリリースしました。

再結成作に参加したのは彼らの代表作『Coming Up』期のメンバーで、ザ・ティアーズ以降、関係が回復していたバーナード・バトラーは結局、不参加になったようですね。

今作からは、まず「Barriers」が無料でダウンロード公開され、その後「It Starts And Ends With You」が1stシングルとして選ばれています。

この2曲を聴くだけでも、スウェードが帰ってきたと思わずニヤリとさせられますが、アルバム全体でも彼らならではの少し捻くれたポップさが唸る良作となっています。

まぁブレット・アンダーソンのソロ作には何かが足りないと思っていたファンには、嬉しい復活作ではないでしょうか。

それと今作は通常盤の他、CD+DVD限定盤も発売されており、DVDには「Barriers」「It Starts And Ends With You」のPVとメイキング、全曲解説のインタビュー映像などが収録されています。

それにしてもDVDにしてはやたらと映像が荒いのですが、これはわざとなんでしょうかねぇ。

スウェードの全盛期から考えると、20年近く経ってしまったわけですが、まぁ当時聴いていた世代には響く1作ではないでしょうか。

Eric Clapton『Old Sock』

エリック・クラプトンが新曲2曲を含む、カバー曲集『Old Sock』をリリースしました。

クラプトンといえば、元々アルバムの中にカバー曲を入れることも多いのですが、カバー中心のアルバムとしては、2004年の『Me and Mr. Johnson』以来でしょうか。

ちなみに『Me and Mr. Johnson』はロバート・ジョンソンの楽曲に絞られていましたが、今回の選曲は特にこれといった縛りは無いようです。

収録曲は全般的にユッタリとした楽曲が多く、カントリーやアコースティック・ブルースの要素が強く出ているので、70年代のレイド・バックした時期を思い起こさせますね。

その中でもちょっとフックが利いているのは、新曲として用意されたチャカ・カーン参加の「Gotta Get Over」と、クラプトンの娘ジュリー、エラ、ソフィーが参加している「Every Little Thing」あたりでしょうか。

今作の中では最もロック的な曲で、控えめだったクラプトンのギターもここではいつものキレが出ています。

他に注目曲としては、ポール・マッカトニーが参加した「All Of Me」と、スティーヴ・ウィンウッド参加の「Still Got The Blues」。

ジャズ・スタンダードの「All Of Me」は、ポールが珍しくアップライト・ベースを弾いていて、2人でサッチモのように楽しそうに歌っているのが印象的です。

「Still Got The Blues」は、2011年に亡くなったゲイリー・ムーアの代表曲で、オリジナルよりもテンポを落とし、哀愁を込めたクラプトンのナイロン・ギターと、スティーヴ・ウィンウッドのハモンド・オルガンが彼への追悼を表しているようです。

まぁ今作は、基本的にユル~いアルバムなので、BGM的に聴くぐらいのつもりでちょうど良いではないでしょうか。

Justin Timberlake『The 20/20 Experience』

イン・シンク解散後にリリースした2枚のアルバムはどちらも大ヒットを記録したジャスティン・ティンバーレイクが、7年ぶりの新作『The 20/20 Experience』をリリースしました。

今作も前作『FutureSex/LoveSounds』に続き、ティンバランドとのタッグで共同プロデュースとなっており、3作連続での初登場1位にも期待されるところです。

また今作の発売前には、ジェイ・Zをフィーチャリングした「Suit & Tie」、「Mirrors」がシングルとしてリリースされていますが、どちらも好調なチャート・アクションとなっているようです。

まぁ今回もティンバランド色の濃いアルバムですが、収録曲はバラエティに富んでいて、どれをシングル・カットしても大丈夫そうな完成度の高い作品ですね。

あとはちょっと気になったのは、1曲1曲がかなり長尺になっていることでしょうか。

うまくグルーヴ感にハマれば聴いていて心地良いですが、やや冗長的に感じる部分もあるかもしれません。

ということで総評としては、今作も手堅く仕上げてきたので、前作を気に入った人ならまぁハズすことはないといったところでしょう。

Ocean Colour Scene『Painting』

現在もモッズ精神を引き継ぐ数少ないバンド、オーシャン・カラー・シーンが10作目となる『Painting』を発売しました。

現在はインディーズ・レーベルに移っての活動となり、縮小傾向も目立ちますが、コンスタントに新作をリリースしてくれるのは嬉しいところですね。

前作『Saturday』は骨太のロックを聴かせてくれましたが、今作はフォーキーな楽曲が増えた感じでしょうか。

ちなみにジャケット写真には、シタール、ダルシマー、タブラなどインド楽器を持った3人が写っていますが、実際にはダルシマーが少し使われている程度で、基本的にはオーソドックスなロック・バンド編成の楽曲が多いです。

まぁ全体の感想としては、やや地味な印象もありますが、彼らならではのサウンドは健在で、今回も手堅く押さえてきたなぁというところですね。

フレッツ 光ネクスト スーパーハイスピードタイプ 隼に変えてみた

NTT西日本が2012年10月よりサービス開始した「フレッツ 光ネクスト スーパーハイスピードタイプ 隼」を導入してみました。

元々は、通信速度が最大200Mbpsの「フレッツ 光ネクスト ハイスピードタイプ」を契約していたのですが、工事費無料、お値段据え置きで最大1Gbpsの「フレッツ 光ネクスト スーパーハイスピードタイプ 隼」に変更できるということで、まぁせっかくですしね。

契約変更には宅内工事などは無く、日付を指定すれば夜中にNTT西日本側で切り替えておいてくれる形でした。

ということで、ついでに導入前、導入後のスピードテストもしています。

フレッツ 光ネクスト スーパーハイスピードタイプ 隼01
↑最大200Mbpsのハイスピードタイプ

[測定値]
下り 72.62Mbps
上り 71.99Mbps

ちなみに使用しているネットワーク機器はすべて無線LAN接続しているので、実際には下記のような接続速度で使用しています。

フレッツ 光ネクスト スーパーハイスピードタイプ 隼02
↑無線LAN接続時

[測定値]
下り 32.62Mbps
上り 50.87Mbps

有線接続しても100Mbpsも出ていないのですが、これがちょっとは改善されるのでしょうか。

で、下記は「フレッツ 光ネクスト スーパーハイスピードタイプ 隼」導入後になります。

フレッツ 光ネクスト スーパーハイスピードタイプ 隼03
↑最大1Gbpsのスーパーハイスピードタイプ 隼

[測定値]
下り 71.90Mbps
上り 78.30Mbps

…どうやら通信速度も据え置きだったようです。

Bon Jovi『What About Now』

日本でも『Have A Nice Day』『Lost Highway』『The Circle』と3作連続でオリコン・チャート1位を獲得しているボン・ジョヴィが、それに続く12作目『What About Now』を発売しました。

カントリー路線だった『Lost Highway』、ロック・スタイルに戻った『The Circle』と来て次はどうなるのかと思いましたが、カントリー風の曲もあるとはいえ、今作は前作の延長といった感じですかね。

今作からは「Because We Can」が先行シングルとしてリリースされ、PVではストーリー性を持たせた内容で、4バージョンが制作されるという力の入れようですが、ちょっとパンチが弱いかなぁ。

ジョン・ボン・ジョヴィが高音域を出せなくなってきたせいもあるのでしょうが、アルバム全体でもミドル・トーン、ミドル・テンポの曲が中心で、全体的にユッタリと聴くような感じですね。

それと今作は通常版の他に、デラックス・エディションも用意されており、付属のDVDには「Because We Can」のPV4種類とメイキング、「It’s My Life」「Lost Highway」のライヴ映像が収録されています。

DVD付きは日本盤だけのようなので、観たい方はこちらを選択しておく方が良いでしょう。

まぁ今作の印象としては、悪くはないけど無難に収まったというところでしょうか。

David Bowie『The Next Day』

活動休止状態だったデヴィッド・ボウイが、2003年の『Reality』以来となる新作『The Next Day』をリリースしました。

自身の66歳の誕生日となる2月8日に発表されたシングル「Where Are We Now?」では、悲壮感に満ちてやや弱々しさも感じられましたが、アルバム全体では非常に力強い作品となっています。

1曲目のタイトル曲からエッジの効いたボウイ節が炸裂しており、第2弾シングル「The Stars (Are Out Tonight)」のイメージの方が近い感じでしょうか。

今作のジャケットは、1977年の『Heroes』の画像に四角い枠を被せ、タイトル部分を打ち消し線で消したデザインになっていますが、『Heroes』の頃のサウンドというよりは、2000年代の『Heathen』や『Reality』の延長といった感じですね。

ちなみに裏ジャケットの方も、『Heroes』の裏面に白枠を被せて、今作の曲リストが書かれているところは思わずニヤリとさせられます。

10年ぶりの作品でどうなのかと心配していましたが、かなりの意欲作で、今作はボウイ・ファンも納得の出来になっているのではないでしょうか。