Paul McCartney『The Love We Make』

9・11同時多発テロの際に、ポール・マッカートニーの呼びかけで多数のアーティストが集まって行われたチャリティー・コンサート『The Concert for New York City』。

その舞台裏を追ったドキュメンタリー作品『The Love We Make(THE LOVE WE MAKE 〜 9.11からコンサート・フォー・ニューヨーク・シティへの軌跡)』が発売になりました。

イベントから10年経ってのリリースですが、なぜ今のタイミングなのかはちょっと謎ではあります。

内容の方は、コンサート開催に向けたリハーサル、メディアへの出演、本番当日の楽屋裏の様子など、ポールの行動を追ったドキュメンタリーで、全般に渡りモノクロの映像で収録されています。

ニューヨークの街角でファンに囲まれる様子や、出演者のオジー・オズボーンピート・タウンゼントと談笑している映像、楽屋に訪ねてきたビル・クリントン元大統領と会話しているシーンなどは興味深いところですが、収録曲については断片的に切り取った形でしか収められておらず、音楽作品として観ると期待を外されるかもしれませんね。

映像の方もホームムービーで撮ったような映像なので、画質は粗く、画面サイズも最近では珍しい4:3での収録と、やや気になる部分もあります。

まぁ、ファン以外の人が観ても面白くないでしょうし、ファンが観ても微妙な出来といった印象でしょうか。

2011年12月には、8年に渡って行われたイラク戦争が終結し、改めて開戦の是非が問われる機会も多くなっています。

9・11をもう一度考える、資料的な意味合いで観るということでどうでしょうか。

Galaxy Nexus購入

Android 4.0端末が欲しかったので、白ロムで「GALAXY NEXUS SC-04D」を購入してみました。

Galaxy Nexus 01
↑ケースは今風のシンプル・デザイン

Galaxy Nexus 02
↑内容物一覧

まず驚いたのが、その大きさ。

W-ZERO3の頃を思い起こさせるぐらいのサイズで、スマートフォンというよりPDAのような印象です。

ガラパゴス機能が無いということもありますが、その前にこのサイズだと人気が無いのも納得です。

Galaxy Nexus 03
↑待ち受け画面

Galaxy Nexus 04
↑裏面には小さく「NTT docomo SC-04D」の文字が

白ロムなのでSIMカードは無いですが、特に問題なく初期設定が完了。

さすがに最新のAndroid端末だけに動作もキビキビしており、今までのようなモッサリ感はまったく無いですね。

Android 4.0になったことで、ハードウェア・キーが無くなったり、ユーザー・インターフェイスが変わったりしていますが、それほど使い勝手に違和感はありません。

Galaxy Nexus 05
iPhone 4Sと並べてみた

ちょっと心配していたのが、Android 2.x用のアプリが動くのかということですが、上位互換がキッチリできているようで、そのまま問題なく利用できました。

Galaxy Nexus」については、今のところバグ報告も多く見られますが、まぁそうは言ってもGoogleが直々に監修している端末。

メーカーのサポート放棄が激しいAndroid端末の中で、開発機として使うにはちょうど良さそうな感じです。

メイン機として使うには、ちょっとオススメはできませんが。


George Harrison『Living In The Material World』

2001年に亡くなった、元ビートルズジョージ・ハリスンのドキュメンタリー映画『Living In The Material World(ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド)』が発売になりました。

監督は音楽映画の作品も多いマーティン・スコセッシで、生前のジョージの映像や関係者へのインタビューを交え、彼の人物像を追った内容となっています。

本編は約3時間30分と長編映画になっており、DVD版は2枚組、ブルーレイ版は1枚に収録。

ボックス・セットのコレクターズ・エディションでは、両方のバージョンと、未発表トラックが収録されたCDが付属された形で販売されています。

本編の前半部分、Part 1ではデビュー前にビートルズの前身クオリーメン時代から、ビートルズの後期『The Beatles(ホワイト・アルバム)』あたりまでを収録。

ここではどちらかというと、ジョージに焦点を絞った内容というよりかは、ビートルズ全体を捉えた感じでしょうか。

まだソング・ライターとして開花する前でもありますし、ステージでもあまりスポット・ライトが当たらない時期だけに、素材自体が少なかったのかもしれません。

後半のPart 2になると、「While My Guitar Gently Weeps」「Something」「Here Comes The Sun」といった名曲を生み出した後期ビートルズ時代を経て、いよいよソロ活動に突入。

インタビュー映像の中には、『All Things Must Pass』でプロデュースを務めたフィル・スペクターも登場しているのが、ちょっと驚きました。

またジョージのソロ作品といえば『All Things Must Pass』や『The Concert For Bangla Desh(バングラデシュ・コンサート)』の時代か、トラベリング・ウィルベリーズでの活動がよく取り上げられますが、今作ではその間の70年代後半〜80年代前半のエピソードも多く含まれているのは嬉しいところです。

ただちょっと気になったのは、権利がクリアできなかったのか、作中の挿入歌としてダーク・ホース・レコードの音源が一切かからなかったこと。

ジョン・レノンの死について触れているシーンで「All Those Years Ago(過ぎ去りし日々)」についての言及が無かったり、80年代のカムバックのきっかけとなった『Cloud Nine』、17年ぶりのツアーとなった『Live In Japan』が無視されているのは、ちょっと違和感を感じましたね。

それとコレクターズ・エディション付属のCD収録曲は、すべて未発表曲、未発表トラックとなっていますが、基本的にはデモ・バージョンなので、ギター弾き語りか、シンプルなバンド形態で録音されたものばかりです。

まぁジョージの蔵出し音源がまだ残っていたのは、ファンとしては嬉しいところです。

映画を通して観ると、出演者が口を揃えて言うのが、ジョージの人柄の良さと交友関係の広さ、それとユーモアのセンスが光っていたことが目立ちますね。

もちろん本作は、すでにある程度ジョージ・ハリスンについての予備知識がある、ビートルマニア向けの映画であることは間違いないでしょうが。

NTTドコモが1,580円/月の定額データ通信プランを発表

NTTドコモが1,580円/月で、データ通信が使い放題になる「定額データプラン128K」を3/1より開始することを発表しました。

「定額データプラン128K」は名前の通り、下り通信速度が128kbpsに制限される代わりに安い料金で使えるというもので、現在提供されている「定額データプラン64K」に置き換わるプランとなっているようです。

同系統のサービスとしては、

日本通信b-mobile SIM [イオン専用] プラン・A
100kbpsで980円/月

・日本通信「b-mobile SIM [イオン専用] プラン・B
400kbpsで2,980円/月

・日本通信「b-mobile SIM U300」「b-microSIM U300
300kbpsで29,800円/年(12ヶ月で割ると2,483円/月)

イー・モバイルデータプランB ベーシック
7.2Mbpsの5GB/月までで2,980円/月

辺りがありますが、まぁ要は安くモバイルWi-Fiルーターなどを使いたい人向けの市場を狙った形でしょうね。

とはいえ、通信速度が128kbpsというのはISDN並のスピードなので、テキストメールのやり取りぐらいしか難しいでしょうね。

逆にそれぐらい遅くても大丈夫な人は、「b-mobile SIM プラン・A」でも良いわけですので、ちょっと微妙なサービスかもしれません。

The Rolling Stones『Some Girls』

ザ・ローリング・ストーンズが1978年に発表した『Some Girls(女たち)』に、未発表トラックを追加したリイシュー盤が発売になりました。

2010年にリリースした『Exile on Main St.(メイン・ストリートのならず者)』のリイシュー盤はUKチャート1位獲得、シングル・カットされた「Plundered My Soul」はUSホット・シングル・セールスで2位と絶好調だったこともあり、ちょっと2匹目のドジョウを狙った感もありますが…

ちなみに今作は、CD2枚+DVD1枚+EP(7インチ・レコード)1枚がセットになったスーパー・デラックス・エディションと、CD2枚組のデラックス・エディションの2パターンで発売されていますが、DVDとEPに関しては特にレアなトラックが収録されているわけでもないので、まぁ価格差を考えながら財布と相談というところでしょうか。

内容の方は、CD1にはオリジナルが収録されており、ストーンズとしては久々に大ヒットした作品。

シングル「Miss You」は当時のディスコ・サウンドを取り入れ、今作を代表する楽曲ですが、アルバム全体としてはロックなナンバーが多く、途中で「Far Away Eyes」といったカントリー・バラードを挟む、この時期のストーンズらしい1作。

CD2には今作のセッションで録音され、お蔵入りになっていたトラックを収録。

本編に入っていてもおかしくないぐらい出来の良い曲も多く、キース・リチャーズが歌うウェイロン・ジェニングスのカバー「We Had It All」などは、なかなか渋さが光る1曲ですね。

ちなみに今作では、この中から「No Spare Parts」がシングル・カットされ、USホット・シングル・セールス・チャートでは2位まで上昇しています。

付属のDVDには、「Respectable」「Far Away Eyes」「Miss You」のPVと、『Some Girls Live In Texas ’78』から3曲をピックアップ。

ファンならすでに知っている内容だけに、ちょっとボリューム不足な感じも否めないところかなぁ。

アルバム『女たち』といえば、ストーンズのヒット作ではあるのですが、代表作と呼ばれることは少ない1作だけに、ちょっと今作は手を出しにくいところでしょう。

まぁ、とことん追いかけたいファン向けってところなのでしょうね。

YouTubeが有料の映画配信を開始

YouTubeが有料で映画のレンタル配信を開始しました。

価格は新作400円、旧作300円で、購入後30日以内、視聴開始後は映画によって24〜72時間以内に視聴完了する必要があります。

提携会社は、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントユニバーサル・ピクチャーズワーナー・ブラザーズ・エンターテインメント東映バンダイチャンネルということで、iTunes Storeに比べるとこちらはバンダイ作品を観ることができますね。

とはいえ、ラインナップ数は現在200本以上とのことで、まだまだ数が揃っていない印象。

PC向け以外では、近日中にAndroidスマートフォンとタブレットにも対応予定ということで、これがタブレット市場の後押しになるかどうか。

ちなみにiPhoneiPadApple TVもYouTubeに対応しているのですが、こちらでは配信してくれないのですかね。

やっぱりiTunes Storeの競合になってしまうから、アップルが認めないか…

Jimmy Page, The Edge & Jack White『It Might Get Loud』

今回はジミー・ペイジジ・エッジジャック・ホワイトという3人のギタリストをテーマにした映画『ゲット・ラウド』のレビューです。

ジミー・ペイジといえばレッド・ツェッペリンのギタリストで、ギター・プレイだけでなく、作曲、プロデュースといったトータルでの評価も高く、日本では3大ギタリストの1人と呼ばれています。

ジ・エッジはU2のギタリストで、ディレイを中心とした独自の音作りや、ハーモニクスなどを利用した独特のギター・プレイが特徴。

ジャック・ホワイトは姉弟バンド、ザ・ホワイト・ストライプスでデビューし、現在はザ・デッド・ウェザーで活動中のギタリストで、近年では珍しいぐらいブルース色の強いプレイ・スタイルを持った人物。

映画の冒頭ではジャックが楽器を手作りするシーンから始まり、その後に3人が撮影スタジオに入る映像が流れますが、基本的には3人がそれぞれ個別に自身の音楽のルーツを巡ったり、サウンドについて語ったりする部分が中心になっています。

ジミーが『Led Zeppelin IV』を録音した邸宅を訪れたり、エッジがエフェクター・ラックを操作しながら楽曲を再現したり、ジャックが自分自身を投影した子供にギターを教えたりと、彼らの人物像に迫った感じでしょうか。

途中からは冒頭の撮影スタジオのシーンが挟まれ、ギター・セッションも始まったりするのですが、ジミーが「Whole Lotta Love(胸いっぱいの愛を)」のリフを弾き始めるシーンは、ちょっとギター・キッズには感涙ものですね。

映画の最後では、3人がザ・バンドの「The Weight」でセッションしており、その頃にはスッカリこの映画に魅せられていました。

また今作は特典映像も豊富で、メディアからの質問に答える記者発表会や、未公開シーンなども収録。

未公開シーンには、ジミーが2人に「Kashmir(カシミール)」を教えるシーンや、テルミンで遊んだり、エッジが「Stairway to Heaven(天国への階段)」を弾いたりする光景も観られます。

まぁこの映画は、ギターに興味がある人なら観て面白くない訳がありませんね。