Bush『The Sea Of Memories』

1994年にデビューし、2002年に解散したオルタナ系バンド、ブッシュが再結成し、新作『The Sea Of Memories』をリリースしました。

再結成には、ノー・ダウトグウェン・ステファニーの旦那、ボーカルのギャヴィン・ロスデイルと、ドラムのロビン・グドリッジがオリジナル・メンバーからの参加。

それと、解散時にツアー・メンバーとして参加していたギターのクリス・トレイナー、新たにベースのコリィ・ブリッツを迎えたメンツとなっています。

前年にはシングル「The Afterlife」を先行してリリースしており、アルバムの発売前には「The Sound of Winter」がオルタナティブ・チャートで1位を獲得と、なかなか幸先の良いスタートです。

アルバムの方は90年代と比べると、ずいぶんアッサリとした爽やかなテイストになっており、さすがにグランジ・ブームの時代とは違うスタイルになりましたね。

ただ、メロディーも悪くないし、曲も良くできているとは思いますが、今風のロックでイマイチ個性が無くなったような気もします。

うーん、当時ファンだった人ならってところでしょうか。

Ben Folds『The Best Imitation Of Myself: A Retrospective』

ベン・フォールズの未発表曲、未発表トラック、未発表ライヴ音源に、ベン・フォールズ・ファイヴの11年振りの新曲を収録した『The Best Imitation Of Myself: A Retrospective』がリリースになりました。

ベン・フォールズ・ファイヴは、2008年にも1夜限りの再結成をしていましたが、今作では待望だった3曲の新曲も発表。

Disc1の「Tell Me What I did」「House」「Stumblin’ Home Winter Blues」が新曲になりますが、「Tell Me What I did」の冒頭のファズ・ベースは懐かしさすら感じますね。

ただ、BF5といえば絶妙のコーラス・ワークも特徴の一つでしたが、今作ではやや鳴りを潜めている印象で、どちらかといえばベンのソロ曲に近いイメージでしょうか。

また、他にもBF5時代の音源も多数収録されており、前述の2008年の再結成ライヴからも「Army」「Battle of Who Could Care Less」が選曲されています。

ベンのソロ音源としては、BF5時代のデモ・トラックから、東日本大震災のチャリティー・アルバム『Tsunami Relief』に提供された「Sleazy」や、珍しいところでは、ルーファス・ウェインライトとデュエットしたジョージ・マイケル「Careless Whisper」のカバーなども収録。

曲は基本的に時代順に並んでいるのですが、BF5時代の声と今のベンの声を比べると、けっこう歌い方に違いがあることに気付かされますね。

今の方が声も出ていて上手くなっているのですが、BF5時代の音源を聴くとなぜかシックリくるような気もします。

今作はレア・トラック集なのでファン・アイテムだとは思いますが、とりあえずBF5の新曲も収録されているということで、次はフル・アルバムにも期待といったところですかね。

Feist『Metals』

前作『The Reminder』の収録曲「1234」がiPod nanoのCMソングに採用されたことで、一躍注目を浴びたレスリー・ファイスト

4年振り、4作目となる『Metals』がリリースされました。

ファイストといえば、フォーキーな温もりのある音作りと独特の声で、癒し系のイメージが強かったわけですが、今作ではやや重く暗い曲調が目立ちます。

シングル「How Come You Never Go There」も、歪んだギターがサウンドに力強さを与えており、前作までの延長を期待しているとちょっと戸惑うかもしれませんね。

同じカナダのアーティスト、ジョニ・ミッチェルになぞらえることもある彼女ですが、今作はエレクトリック路線に転向したボブ・ディランの時のような賛否両論の1作かもしれません。

まぁ正直な感想としては、ちょっと退屈なアルバムかなぁというところなのですが。

Peter Gabriel『New Blood』

ピーター・ガブリエルが2010年の『Scratch My Back』と同じく、オーケストラをバックにしたニュー・アルバム『New Blood』を発売しました。

『Scratch My Back』の前は2002年の『Up』、その前は1992年の『Us』だっただけに、彼にしては珍しく早いインターバルでのリリースです。

とはいえ『Scratch My Back』はカバー集、今作は自身の楽曲のリメイク作となっており、どちらも純粋な新作というわけではないですが。

今作の選曲はオーケストラにマッチする楽曲を選んだということで、いわゆるベスト盤的な内容ではないですが、代表作『So』から4曲が選ばれており、「Red Rain」「Don’t Give Up」あたりは耳馴染みのあることでしょう。

サウンド的にはオーケストラで統一しているだけに、どうしても変化が少なくはあるのですが、その分ピーターの抑揚の利いた歌い方が目立つ形になっています。

それと今作はデジタル配信もされており、iTunes LP版ではボーナス・トラックとして全曲のインストゥルメンタル、『Us』収録の「Blood of Eden」、『Up』からの「Signal to Noise」が付属。

また、今作のリリース前から行われていたニュー・ブラッド・ツアーから、3/23~24日にロンドンのハマースミス・アポロのステージを収録した『New Blood Live In London』も同時リリースされています。

こちらは、日本盤で発売された洋楽アーティストとしては、おそらく初(?)となるBlu-ray 3Dでのリリース。

ライヴでは、代表曲「Biko」なども披露されているので、興味のある人はこちらもセットでチェックしておくと良いのではないでしょうか。

リメイク作というのは、オリジナルを知っている人が聴いて楽しむものではあるので、今作は万人に薦められるものではないですが、往年の名曲をオーケストラでゆったり楽しむのもオツかもしれませんね。

Paul McCartney『Ocean’s Kingdom』

ポール・マッカートニーのクラシック作品第5段となる『Ocean’s Kingdom』が発売になりました。

今回はニューヨーク・シティ・バレエ団の依頼を受け、初のバレエ音楽の制作となり、9/22にはその初演が行われました。

アルバムの方も、USのクラシック・チャートで1位、UKでは2位まで上昇しており、過去作と比べると評判も上々のようです。

ちなみに今作はバレエ音楽ということで、舞台にはストーリーがあり、その流れに合わせて楽曲が制作されています。

ストーリーとしては、ホノラタ姫がテラ王に拐われ、それをストーン王子が助けに行くという、まるで王道RPGのようなお話。

楽曲は全4楽章からなっており、それぞれで起承転結がキッチリしているので、過去作に比べてかなり聴きやすい作品になっているのではないでしょうか。

ちなみに今作にはオマケとして、デヴィッド・H・コーク・シアターで行われた初演のライヴ音源をダウンロードできる「音楽ダウンロード・カード」も封入されています。

ステージではマエストロがノッていたのか、スタジオ音源に比べるとドライヴ感のある演奏になっています。

今作は聴いていると絵が頭に浮かぶような展開で、意外と楽しく聴けたという感想ですが、同時にちょっとゲーム音楽っぽい印象にも感じましたね。

GoogleがAndroid 4.0を発表

GoogleAndroid 4.0を公開し、サムスン製「Galaxy Nexus」でリリースすることを発表しました。

また「Galaxy Nexus」は日本でもNTTドコモから「GALAXY NEXUS SC-04D」として、11月に発売されることになっています。

Android OSといえば、今まで2.xがスマートフォン向け、3.xがタブレット向けとちょっとわかりにくい仕様になっていましたが、4.0ではこれが統合され、アプリ開発にも共通のSDKを利用できるようになっています。

Android 4.0では多くの新機能が追加されていますが、主だったものとしてはハードウェア・キーの削除、NFC経由での情報共有、顔認識、写真編集、PCとのWi-Fi接続など。

ハードウェア・キーの削除は、代わりにOSレベルでソフトウェア・キーがサポートされており、最近利用したアプリ一覧を呼び出す「Recent Apps」ボタンなどが追加されています。

「Galaxy Nexus」のスペックについては、4.65インチのスーパー有機EL、1.2GHzデュアルコア・プロセッサ、LTE/HSPA+のサポートなど。

ただし日本ではXiに非対応で、FOMAハイスピードでのパケット通信となっています。

とりあえずOS自体の大幅なバージョンアップは嬉しいところですが、「GALAXY NEXUS SC-04D」では日本独自サービスについてはすべて非対応。

今後の機種に期待しつつ、楽しみに待つぐらいが良いかもしれませんね。

まぁAndroidに何より期待したいのは、iOS並にキビキビ動いてくれることだったりするので、それがどうなっているかは気になるところですが。


NTTドコモが2011冬-2012春モデルを発表

NTTドコモが2011冬-2012春モデル、26機種を発表しました。

Android携帯は14機種で、Androidタブレット端末が1機種、ブラックベリーが1機種、ガラケーが9機種、デジタルフォトフレーム1機種となっており、昨今を反映してかNTTドコモもスマートフォンへの傾倒が進んでいますね。

ちなみに、タブレット端末はサムスン製「GALAXY Tab 7.0 Plus SC-02D」。

GALAXYシリーズは、すでにドイツとオーストラリアで、アップルの特許侵害を理由に「Galaxy Tab 10.1」に販売差し止めの判決が下っていますが、こちらは大丈夫なのでしょうか。

スマートフォンの方は、サムスン「GALAXY S II LTE SC-03D」、富士通東芝「ARROWS X LTE F-05D」、LG電子「Optimus LTE L-01D」、NECカシオ「MEDIAS LTE N-04D」が高速通信規格「Xi」に対応しており、auの「WiMAX」、ソフトバンクの「ULTRA SPEED」にバッチリ対抗してきました。

また「ワンセグ」「FeliCa」「赤外線」といった、国内向けのサービスに対応した機種も多く見られます。

それと「Xi」「FOMA」に関して、新たな料金プランも発表されています。

Xiの基本料金については、「タイプXiにねん」は780円/月で2年契約が前提、「タイプXi」は縛りがありませんが1,560円/月での契約。

またオプションとして、NTTドコモ宛の通話が24時間無料になる「Xiカケ・ホーダイ」も用意されており、こちらは700円/月。

通信料についても「Xiパケ・ホーダイ フラット」の4,410円/月か、「Xiパケ・ホーダイ ダブル」の2,100円/月~4,935円/月が登場し、テザリングもこの料金内で可能。

ちなみにFOMAについては、PC接続での通信料を10,395円/月から、8,190円/月に値下げしています。

かなりXiに優遇した方針になっており、auも「iPhone 4S」販売を獲得しただけに、ここはちょっと別路線でアピールしてきた感じですね。

それとちょっと気になったのが、今回の新機種発表は「Android」というキーワードがあまり使用されていないこと。

auが「Android au」を引っ込めたのに合わせて、NTTドコモも今後を見据えたブランド展開にしたのか、それとも「dメニュー」「dマーケット」といったスマートフォンのガラパゴス化を進めたいという思惑なのか、今後の展開もチェックしたいところです。