MR.BIG『What If…』

2009年にオリジナル・メンバーで再結成されたMR.BIGが、2001年の『Actual Size』以来となる新作『What If…』をリリースしました。

ギタリストにポール・ギルバートが在籍していたのは『HEY MAN』が最後だったので、ここから数えると実に14年ぶりの新作となります。

MR.BIGといえば、代表曲がバラードで、ポップなハード・ロックというイメージが強く、米国よりも日本で特に人気がありましたが、今作は意外と硬派なロック・アルバム。

シングル・カットされた「Undertow」でも、その傾向が感じられますが、絶頂期のスタイルから、デビュー当時の路線に戻したような印象ですね。

初期の頃のように、ポール・ギルバートとビリー・シーンの超絶速弾き対決を聴きたいという昔ながらのギター・キッズなら、満足できる作品ではないでしょうか。

それと限定盤のDVDには、メンバーが打ち合わせしながらレコーディングしている様子や、全曲のコンセプトについて語っているインタビューが収録されています。

意外と小さいスタジオや、一発撮りのレコーディング風景などは、なかなか興味深い1シーンではあります。

まぁ、かつての「Take Cover」「Stay Together」「Shine」といったポップ・チューンを期待していると、今作はちょっと意表を突かれる1作かもしれませんね。

The Rolling Stones『Ladies & Gentlemen』

長い間、海賊版として出回っていた、ザ・ローリング・ストーンズのコンサート映像『Ladies & Gentlemen』が、ついにオフィシャルな形でリリースされました。

収録されているのは、1972年6〜7月にかけて行われたアメリカ・ツアーのうち、6月24〜25日のステージ。

ツアー前の5月12日には、『Exile on Main St.(メイン・ストリートのならず者)』が発売になったばかりなので、ちょうどストーンズが一番脂のノっていた時期のライヴ映像ということになります。

演奏の方は、ライヴ感を高めているのか、全体的にテンポを上げた演奏でサクサクと曲が進んでいく感じですね。

オープニングの「Brown Sugar」「Bitch」や、ラストの「Jumpin’ Jack Flash」「Street Fighting Man」なんかは、オリジナルよりもドライヴ感が増しており、当時のエネルギッシュなステージングを感じることができます。

また、この頃のストーンズのライヴは、今のように大所帯ではなく、メンバー以外のサポート人員は、ピアノのニッキー・ホプキンス、サックスのボビー・キーズ、トランペット/トロンボーンのジム・プライスのみ。

「Dead Flowers」「You Can’t Always Get What You Want(無情の世界)」あたりでは、ミック・ジャガーとキース・リチャーズが1本のマイクで歌い合うという、今では珍しいシーンも観ることができます。

ただちょっと残念なのは、マスター・テープの保存状態が悪かったのか、音質、映像とも修復し切れないで、劣化が目立つ部分もチラホラ。

心地良く曲を聴いていると、急に低音部分が無くなったりするので、アレッと気になって集中できない箇所もあります。

そして今作にはボーナス映像として、リハーサルでの演奏シーン、当時のメンバーへのインタビュー、今作の発売に合わせてミックがコメントしている映像なども収録。

特にブルーレイ版2枚組DVD版には、コンサート前の楽屋でディック・キャベットが長々とメンバーにインタビューしているシーンも収録されているので、ファンなら興味深いところではないでしょうか。

Michael Jackson『MICHAEL』

マイケル・ジャクソンが、生前に残していた音源を集めた『MICHAEL』が発売になりました。

マイケルのオリジナル・アルバムとしては、2001年の『Invincible』以来の作品だけに、ずいぶん久しぶりの新作となっています。

今作からは先行シングルとして、エイコンをフィーチャーした「Hold My Hand」のPVが公開されていました。

今までのマイケルのPVと比べると、普通過ぎるといった印象ですが、まぁさすがにこれはしょうがないところでしょうか。

2008年頃に元々エイコンとのデュエットでリリースが予定されていた楽曲だけに、作品としての完成度は高い1曲になっています。

もう1曲、アルバムの発売前に公開されていたのが、「Breaking News」。

プロデューサーには、過去に『Dangerous』『Blood On The Dance Floor』『Invincible』で関わってきたテディ・ライリーが参加しています。

彼は「Breaking News」以外に、「Hollywood Tonight」「Monster」にも加わっており、90年代風のやや古いタッチの音作りですが、往年のマイケルらしいトラックになっているので、ファンなら一番シックリくる楽曲ではないでしょうか。

そして、もう一つ注目なのが、YMOのカバー曲「Behind The Mask」。

元々インストゥルメンタルの曲に、マイケルが歌詞を付け、エリック・クラプトンがヒットさせたことで知られていますが、そのマイケル・バージョンが初めて収録されています。

Thriller』の制作期に録音されたものだけに、今作の最古トラックということになるのかな。

アレンジはもちろん現代的に仕上げられていますが、とりあえず発表されたことだけでも驚きです。

作品全体としては、ちょっと寄せ集め感はありますが、まぁやっぱり今作も売れるのでしょうね。

今後も、更なるリリースが続くことを期待したいところです。

輸入代行サービス「HopShopGo」日本語版がオープン

PayPalが、米国からの輸入代行サービス「HopShopGo」日本語版をオープンしました。

米国のECサイトでは、日本への配達を行っていない店舗も多いわけですが、このサービスでは米国の住所が貰えるので、いったん米国内に配送してもらってから、「HopShopGo」が日本へ送ってくれるという手順で購入が可能になります。

対応しているECサイトも、「Apple」「Amazon」「eBay」「Best Buy」「Walmart」「Target」と大手のショップや、「Ralph Lauren」「Calvin Klein Jeans」「Levi’s」「Gap」「Forever 21」「Nike」「Adidas」などファッション系のブランドまで、けっこう網羅されている感じですね。

手順としては、与えられた住所宛で商品を購入し、そのオーダー番号を「HopShopGo」に通知して、日本に送ってもらうことになるようです。

決済手段にはPayPalが使えるので、紐付けたクレジットカードが利用できることになります。

ちなみに、Android携帯「Nexus S」がBest Buyに売っていたので、ちょっとシミュレーションしてみると、

Nexus S 529.99ドル
配送料 25.65ドル
燃料サーチャージ 2.22ドル

合計 557.86ドル(約46,800円)

意外と安く買えそうですね。

Jimi Hendrix『West Coast Seattle Boy: The Jimi Hendrix Anthology』

ジミ・ヘンドリックスのスタジオ・ミュージシャン時代の音源や、未発表のトラックを4枚組CDに収録し、さらにボブ・スミートンが監督を勤めた映像作品『ヴードゥー・チャイルド』のDVDを付属した『West Coast Seattle Boy: The Jimi Hendrix Anthology』が発売になりました。

ジミヘンの未発表音源といえば、『Valleys Of Neptune』『First Rays of the New Rising Sun』『The Jimi Hendrix Experience』などを筆頭に、相当な数が発売になっていますが、ここにきてボックス・セット級の作品が出てきたのは驚きですね。

DISC1は、他のアーティストのバック・バンドとしてギターを弾く音源になっていますが、DISC2~4で既出なのは「The Wind Cries Mary(風の中のメアリー)」が『Stages』に収録されていたのみ。

収録されているトラックは時代順に並んでいるので、デビュー前の1964年から、ジミが亡くなる1970年までの軌跡を辿ってみるのも、ファンなら興味深いところでしょう。

ジミヘンといえば、自由奔放なギターを弾くイメージが強いかもしれませんが、他のアーティスト名義の作品が集められたDISC1では、淡々とサポートに務める音源が並びます。

割とギターの音も大きめなので、ギター・ワークに注目するとジミらしさも感じられますが、まぁつまらなそうに仕事をこなしているといった印象でしょうか。

DISC2では、『Are You Experienced』『Axis: Bold As Love』『Electric Ladyland』からのアウトテイクを中心に、未発表曲も数曲収録。

特に注目なのは、トラフィックのデイヴ・メイスンがシタールで参加している「Little One」や、ボブ・ディランのカバー「Tears Of Rage」あたりでしょうか。

ジミがディランの曲を取り上げることは多かったのですが、ここでは自宅でテープレコーダーを前に、下積み時代の仲間ポール・カルーソと楽しそうに弾き語っているのが印象的です。

DISC3は、正式発表されなかった曲が多くを占めているだけに、スタジオ内でのジャム・セッションといった色がやや強いところ。

「Young/Hedrix」での、ジャズ・オルガニストのラリー・ヤングと、20分を超えるセッションはなかなか聴き応えがあります。

またライヴ音源も数曲含まれており、ウッドストック・フェスティバルの4ヶ月前の「Star Spangled Banner(星条旗)」「Purple Haze(紫のけむり)」のメドレーや、DISC4にかけて『Band of Gypsys』と同コンサートで行われた「Fire」「Foxy Lady」「Stone Free」などが収録されています。

そしてDISC4は、ジミがエレクトリック・レディ・スタジオで、ニュー・アルバムのレコーディングに乗り出した頃の音源が中心に。

この作品は結局、完成には至らなかったわけですが、その過程でジミが意欲的に取り組んでいる様子がテープから伝わってくる感じです。

ジミの死後に、ラヴの『False Start』で発表された「The Everlasting First」では、オリジナル・バージョンより1分ほど長い、フル・ヴァージョンが収録されています。

映像作品『ヴードゥー・チャイルド』は、ジミの生涯を綴ったヒストリーで、レアな映像やインタビュー・シーン、父親に宛てた手紙などが紹介されているので、ジミの人物像をより深く知ることのできる内容になっています。

今作はアウトテイク集だけに、オリジナルを知っていてこそというところはありますが、ジミヘン・ファンならチェックしておきたい1品ですね。

日生のカキオコ・ツーリングに行ってきました

取引先の方のお誘いで、久しぶりにツーリングに参加してきました。

目標地は岡山県備前市で、日生町のカキオコ(牡蠣のお好み焼き)を食べることが目的です。

京橋PA
↑神戸市の京橋PAで集合

参加者はいつもより多いということらしいですが、総勢18名での走行です。

道の駅みつ
道の駅みつで休憩

ところが、着いてみてビックリ。カキオコで有名なお好み焼き屋「安良田」では、店の外まで行列ができていました。

安良田
↑安良田

ということで、半数のメンバーは「安良田」で並び、残りのメンバーは別の店を探すことに。

ほり
↑ほり

2軒目に当たってみた「ほり」でも、店の外には大勢の人が待っている状態。

どうやら「愛Bリーグ」に加盟したことがキッカケで、カキオコの認知度が広まったことが影響しているらしいですね。

がんぞう茶屋
↑がんぞう茶屋やまぐち

3軒目に向かった「がんぞう茶屋やまぐち」で、無事に店内に入ることができました。

お好み焼きの中には、思ったよりタップリの牡蠣が入っており、その旨味がお好み焼きの生地にも染み込んでいるので、なかなかの美味です。

カキオコ
↑写真ではわかりませんが、中には牡蠣が入っています

食事後は、地元のカフェ「KIWI’s cafe」でティー・タイム。

オープン・テラスにはちょっと寒い時期ですが、店内もオシャレな雰囲気が漂うお店でした。

KIWI's cafe
↑KIWI’s cafe

今回は、自己最長距離のツーリングだったので、久々にバイクな1日でしたね。

もうちょっと暖かくなったら、また行きたいところです。

MacPeople 2011年1月号

先月に引き続き、レビュープラスさんから「MacPeople 2011年1月号」を献本いただいたので、今回はそのレビューです。

まず巻頭特集には、先月号に引き続き「MacBook Air」が取り上げられていますが、今回はさらに一歩踏み込んで、実際に使用する際の注意点や、購入時のカスタマイズについてのアドバイスなどが掲載されています。

「MacBook Air」といえば小型で軽量な点が注目されていますが、その反面DVDドライブが無かったり、SSD容量が少なかったりといった部分は見落とされがち。

クラウド・サービスやNASなどと組み合わせながら、こういった点とも上手に付き合っていく方法がいろいろ紹介されていますので、参考になる部分も多いのではないでしょうか。

そして巻頭特集では他にも、アップルが突然サービス開始した「iTunes Store」の映画配信サービスについても触れられています。

Mac」や「iPad」、「Apple TV」での視聴方法が紹介されており、購入/レンタルした映像をホームシェアリングで共有化する際の参考になりますね。

特に「Apple TV」で、何ができるのかよくわからないという方は、これで利用イメージが湧きやすいのではないでしょうか。

そして季節がらもあり、年賀状をフリーソフト「プリントマジック」で作成するための記事も掲載されています。

付属のDVDには、オリジナル素材を含めて、200点以上のJPEGやPhotoshop素材も収録されているので、とりあえず1冊押さえておくというのもアリかと思います。

それからコアなアップル・ユーザ向け(?)の記事としては、過去の重要なアップル製品をピックアップした「アップル起死回生ヒストリー」の特集記事が。

「Apple II」に始まり、「Macintosh SE/30」「PowerBook G3」「iMac」「iPod」など歴代の名機を綴った記事は、アップル・デザインの移り変わりが一望できるので、なかなか興味深いところです。

その他、今月号には「iLife ’11」「iTunes 10」を解説した小冊子、「iLife ’11 + iTunes 10 スターターブック」も付属。

大幅に機能拡張された「iPhoto」「iMovie」「GarageBand」を、まだ使いこなせていないといった方は、新機能をチェックするのにちょうど良いでしょう。

ここのところ、アップルの新製品、新サービスが続々と投入されたので、いったん落ち着いて把握したいという時に、こういった雑誌をチェックするのもひとつの手かもしれませんね。