Android携帯の雑感

以前の記事で、Androidデベロッパ・サイトから「Android Dev Phone 2(ADP2)」を購入したことを書きましたが、今回はこの機種を触ってみたレビューでも。

まずは端末自体についてですが、Android携帯の多くはハードウェア・キーを備えており、ADP2でも「ホーム」「メニュー」「戻る」「検索」「通話開始」「通話終了」「ボリューム」が付いています。

「検索」キーなんかは、なかなかGoogleらしく、けっこう便利だったりしますが、「メニュー」キーは逆にちょっとわかりにくい部分も多いです。
要は、Windowsで言うところの右クリックのようなものですが、タッチパネル操作中に呼び出したい項目が無いな〜と思ったら、この「メニュー」ボタンの中に隠れていたというケースがよくあります。

それと、これはこの機種特有のものかもしれませんが、接続できる端子がミニB端子のみなので、好みのイヤフォンやヘッドフォンをつなぐのに少し工夫がいります。
まぁ変換コネクタはいくつか発売されているので、別途購入すれば解決するわけですが。

あとiPhoneに比べると、かなり重量が軽いです。
まぁ通常、軽いことはメリットになりますが、逆にiPhoneの重さに慣れていると、ちょっとオモチャっぽい感じもするかも。

次にソフトウェア面ですが、ここはどうしてもiPhoneと比べてしまいますが、ややモッサリ感がすることは否めないでしょう。
タッチスクロールがちょっと遅れて反応したり、文字入力のレスポンスが悪かったりで、微妙なもたつきが気になります。

それからAndroid携帯のウリといえば、やはりGoogleサービスとの連携ですが、ここの連携はさすがにうまくできていると思います。

Gmail」「Google カレンダー」「Google マップ」「YouTube」「Picasa」などとスムーズにやり取りできるので、利用者にとってはありがたい機能です。
ただ少し詰めが甘いところもあり、Office書類のビューアが標準機能として搭載されていないので、ファイルを開く時はブラウザから「Google ドキュメント」を利用するか、別のアプリケーションをインストールする必要があります。

またADP2を利用する場合ですが、GPS機能はでSIMカードを差しておかないと動作しないので気をつけましょう。
APNdroid」などで3G通信をストップしていても構わないようですが、SIMカードを差しておく必要があるようです。

それと一番気になる「Android Market」についてですが、ここはiPhoneの「App Store」に比べると、かなり雑多な印象があります。

基本的に英語表記が多く、日本語向けのアプリなのかどうか、非常に探しにくくなっています。
日本人が日本人向けに作成したアプリでも、説明やレビューが英語で記載されていることが多く、キーワード検索がうまく役立たないのが残念。

いちおう4月の「Xperia」発売を目処に、NTTドコモが日本語に適応させた「ドコモマーケット」を立ち上げる予定のようですが、こちらはキャリア課金での支払いとなる見込みで、NTTドコモのSIMカードが必要となります。

公開されているアプリ数は、とりあえず主要なものは一通り揃っていますが、種類が少なかったり、バリエーションが無かったりという感じですね。

それともうひとつ、アプリ開発者という視点から「Android Market」を見てみると、こちらは非常にウェルカムな方式となっています。

ちょっと比較してみると、

App Store
・アプリの登録、更新には審査が必要で、公開まで数週間ほど待たされる
・年間99ドルのデベロッパ登録費が必要
・App Store経由以外では販売不可
・アプリ売上の30%が徴収される
・開発言語はObjective-Cで、Mac環境が必要

Android Market
・アプリの登録、更新に審査は無く、リアルタイムに公開される
・デベロッパ登録費は初期費用25ドルのみ
・Android Market以外での販売も可能
・アプリ売上の30%が徴収される
・開発言語はJavaで、Windows/Macを問わない

Windows Marketplace for Mobile
・アプリの登録、更新には審査が必要
・年間99ドルのデベロッパ登録費と、アプリの公開ごとに99ドルが必要
・Windows Marketplace for Mobile以外での販売も可能
・アプリ売上の30%が徴収される
・開発言語はVB.NetC#C++など自由だが、Windows環境が必要

まぁ逆に言えば、アプリの審査がないだけに、クオリティは玉石混淆だったりしますが。

ちなみにADP2を購入した人は、すでにデベロッパ登録を済ませているはずなので、その気になればすぐにでもアプリを公開することができるわけですね。

総評としては、Android携帯はまだまだ発展途上な感じでしょうか。
Google自身が自由な風潮で、それがそのまま表れているような印象を受けますが、逆にその自由さが奔放さにもなっており、うまくまとめ切れていない部分も多いです。

とりあえず「Nexus One」の売れ行きはイマイチのようですが、モトローラの「Droid」などは売れ行き好調ですし、これからの普及度によって変わる部分も多いでしょう。
どう発展するのか、今後に期待というところですね。

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