Playing for Change『Peace Through Music』

世界中のミュージシャンが、それぞれに演奏した音源をつなぎ合わせることで、ひとつの曲を作るというプロジェクト「プレイング・フォー・チェンジ」。
2009年に発売されたアルバム『Songs Around the World』を元に、その制作過程を綴った映像作品『Peace Through Music』が発売になりました。

ちなみに曲の方は、大和証券のCMで「Stand by Me」「One Love」が流れているのを聴いたことのある人も多いのではないでしょうか。

プロジェクトは4年がかりで行われたようで、カリフォルニア州サンタモニカのストリート・ミュージシャン、ロジャー・リドリーが歌う「Stand by Me」を録音するところから始まっています。

その後、ニューメキシコ州ズニに住むインディアンに会い、ハリケーン・カトリーナの被災地となったルイジアナ州ニューオリンズのブルースマン達の演奏、スペインの陽気なフラメンコを重ねていくといった流れになっています。

映像の中には他にも、イスラエルでの独特なメロディ・ライン、フランスでの叙情的な演奏、イタリアでのクールでお洒落な演奏、北アイルランドでの清涼感ある歌声、南アフリカやコンゴ共和国での力強いビート、インドやネパールでの不思議な音色などが流れ、様々な文化が入り混じっているのがよくわかります。

また同時に、それぞれの地域にはそれぞれの問題があるが、それらの問題を乗り越えて音楽で世界をつなごうというコンセプトも非常によく伝わってきますね。

それとDVDの5.1chサラウンドで曲を聴くとよくわかるのですが、歌声や楽器の演奏自体も素晴らしいですが、その後ろに漂う街の空気感が一緒に収録されているのがかなり絶妙。
ほとんどの演奏が室外で録音されているため、まるでその街を旅しているかのような気分になります。

それにしても、これだけ多数のトラックを重ねているにも関わらず、それぞれの良さを活かしながらまとめているのはなかなか凄いですね。
やっぱり音楽って良いな~と、久しぶりに感じさせてもらえた作品です。

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