アヴリル・ラヴィーンが5作目にして、自身の名を冠した『Avril Lavigne』をリリースしました。
前作『Goodbye Lullaby』では、ややメロウな方向性の作品となっていましたが、今作では「Here’s To Never Growing Up」「Rock N Roll」といったシングルを打ち出して、やや初期のイメージに戻した感じでしょうか。
他にアルバムの聴きどころとしては、旦那のチャド・クルーガー(ニッケルバック)と共演した3rdシングル「Let Me Go」や、マリリン・マンソンと共演した「Bad Girl」、日本語を歌詞に取り入れた「Hello Kitty」あたり。
企画ものの曲を所々挟むので、アルバムの統一感は少しバラけた感じですが、まぁ順当な流れでできた作品という印象です。
デビュー当時のおバカなポップロックが好きだった人が、10歳ほど年をとって、今ちょうど合うような音楽というところにターゲットが当てられているような感じですね。
あとアヴリルはソニー系アーティストということで、「Rock N Roll」のPVの中でXPERIAをゴリ押ししてるのは、さすがに苦笑してしまいますが。