The Beatles『BBC Special Edition』『Apple Studio Tracks (Get Back Session)』

ザ・ビートルズのデビュー50周年記念で2012年にリリースされた『50th Anniversary CD-BOX』から、目玉となっていた『BBC Special Edition』『Apple Studio Tracks (Get Back Session)』が単品発売されました。

『50th Anniversary CD-BOX』は、CD10枚組のうち8枚がベスト盤、2枚が未発表音源といった構成で、今回その部分がバラ売りされた形になります。

見た目からしていかにも海賊盤っぽい雰囲気ですが、いちおうアップル・コアから正式にライセンスを受けた商品ということで、まぁとりあえず安心(?)して買っても大丈夫なようです。

『BBC Special Edition』は、1994年にリリースされた『Live At The BBC』と音源が被っている部分も多いのですが、「Do You Want To Know A Secret」「And I Love Her」「Lend Me Your Comb」は初公開。

「Do You Want To Know A Secret」はオリジナルよりかなり速いテンポで演奏され、「And I Love Her」はエレクトリックなテイストに、「Lend Me Your Comb」はカール・パーキンスのオリジナルに近いアレンジになっていますね。

また他の曲も『Live At The BBC』と比べて、エコーのかかり方が薄かったり、低音が出ていたりと、けっこう違う印象になっているので、聴き比べてみるのも面白いかも。

『Apple Studio Tracks (Get Back Session)』は、トゥイッケナム・スタジオでのゲット・バック・セッションが失敗に終わった後、アップル・スタジオでレコーディングを再開した時の音源。

本作には9トラックしか収録されていませんが、「Get Back」だけで24分、「I’ve Got A Feeling」が10分、「Don’t Let Me Down」で15分と長尺が多いので、全体では68分の収録になっています。

このセッションで「Two Of Us」や「The Long And Winding Road」といった名曲が完成しているのですが、どうやらここでは序盤の模様を収録しているようで、まだ演奏がまとまっていない状態。

本作の大部分が打ち合わせの会話や、途中でグダグダになる演奏なので、聴いていてスッキリ感の無いこと無いこと。

まぁメンバーがスタジオでどういう風に振る舞っていたかは伝わってくるので、ファンなら面白味を感じる部分もあるかと思います。

ということで、『Live At The BBC』や『Anthology 3』よりさらに荒削りな音源なので、興味のあるファンの人ならって感じの作品でしょうか。

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