Eric Clapton『Old Sock』

エリック・クラプトンが新曲2曲を含む、カバー曲集『Old Sock』をリリースしました。

クラプトンといえば、元々アルバムの中にカバー曲を入れることも多いのですが、カバー中心のアルバムとしては、2004年の『Me and Mr. Johnson』以来でしょうか。

ちなみに『Me and Mr. Johnson』はロバート・ジョンソンの楽曲に絞られていましたが、今回の選曲は特にこれといった縛りは無いようです。

収録曲は全般的にユッタリとした楽曲が多く、カントリーやアコースティック・ブルースの要素が強く出ているので、70年代のレイド・バックした時期を思い起こさせますね。

その中でもちょっとフックが利いているのは、新曲として用意されたチャカ・カーン参加の「Gotta Get Over」と、クラプトンの娘ジュリー、エラ、ソフィーが参加している「Every Little Thing」あたりでしょうか。

今作の中では最もロック的な曲で、控えめだったクラプトンのギターもここではいつものキレが出ています。

他に注目曲としては、ポール・マッカトニーが参加した「All Of Me」と、スティーヴ・ウィンウッド参加の「Still Got The Blues」。

ジャズ・スタンダードの「All Of Me」は、ポールが珍しくアップライト・ベースを弾いていて、2人でサッチモのように楽しそうに歌っているのが印象的です。

「Still Got The Blues」は、2011年に亡くなったゲイリー・ムーアの代表曲で、オリジナルよりもテンポを落とし、哀愁を込めたクラプトンのナイロン・ギターと、スティーヴ・ウィンウッドのハモンド・オルガンが彼への追悼を表しているようです。

まぁ今作は、基本的にユル~いアルバムなので、BGM的に聴くぐらいのつもりでちょうど良いではないでしょうか。

コメントを残す