Gary Moore『Blues For Jimi』

2011年に亡くなった故ゲイリー・ムーアが、2007年10月25日にロンドンのレスター・スクウェアにあるヒッポドローム・シアターで行ったコンサートが『Blues For Jimi』としてリリースされました。

タイトルの通り、ステージの内容は故ジミ・ヘンドリックスへのトリビュート・コンサートとなっており、演奏曲もすべてジミの曲になっています。

ステージは1曲目「Purple Haze」から「Fire」までが、ゲイリーとデイヴ・ブロンズ、プライマル・スクリームのダーリン・ムーニーとの3ピースでの演奏。

オリジナルから大きくアレンジは変えておらず、ほぼ完コピのような演奏ではありますが、う〜ん、何かが足りない。

ジミ・ヘンドリックスといえば、むしろステージではオリジナル通りに演奏することが稀だったので、逆に教科書通りに演奏してしまうと物足りなさを感じてしまうのかもしれません。

そして、その後スペシャル・ゲストとして、ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのミッチ・ミッチェルと、バンド・オブ・ジプシーズのビリー・コックスがステージに登場。

「Red House」「Stone Free」「Hey Joe」と、長いインプロヴィゼーションを挟みながらのプレイは、急に円熟味を増した非常に濃い演奏になっています。

特にミッチ・ミッチェルのドラム・プレイは、まるでバンド・メンバーを試すかのようなフェイク入れまくりで、演奏を楽しんでいるのが伝わってきますね。

最後は、最初の2人が戻ってきて、ジミのステージでもお馴染みの「Voodoo Child (Slight Return)」で締めくくられています。

まぁ今作の見どころとしては、間違いなくミッチ・ミッチェル、ビリー・コックスとの共演部分で、このイベントの1年後にミッチ、4年後にゲイリーが亡くなったことを考えると、記念碑的な作品として観ておいても良いかもしれませんね。

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