Various Artists『(Ǎhk-to͝ong Bāy-bi) Covered』

U2の1991年の名作『Achtung Baby』を、複数のアーティストでカバーした『(Ǎhk-to͝ong Bāy-Bi) Covered』がiTunes Storeでデジタル・リリースされました。

このトリビュート盤には、ナイン・インチ・ネイルズパティ・スミスガービッジデペッシュ・モードスノウ・パトロールザ・キラーズジャック・ホワイトなどが参加しており、今作の売上は世界の貧困に苦しむ人々を支援する団体「Concern Worldwide」に寄付されるとのこと。

『Achtung Baby』といえば、前作までのルーツ・ミュージック路線を捨て、デジタル3部作『Achtung Baby』『Zooropa』『Pop』の1作目となった作品ですが、当時はファンの困惑を買いながらもグラミーを受賞。

最近では一定の評価も獲得し、発売20周年を記念したウーバー・デラックス・エディションスーパー・デラックス・エディションデラックス・エディションも発売予定になっています。

今作の聴きどころですが、気になったのはガービッジ「Who’s Gonna Ride Your Wild Horses(ワイルド・ホーセズ)」、ザ・フレイ「Tryin’ To Throw Your Arms Around The World(世界を抱きしめて)」、ジャック・ホワイト「Love Is Blindness(恋は盲目)」あたりでしょうか。

ガービッジ「ワイルド・ホーセズ」は一見大人しめのアレンジかと思いきや、サビでグッと盛り上げてきて高揚感がうまく曲に合っています。

ザ・フレイ「世界を抱きしめて」は、オリジナルのデジタル感を引き継いで割と手堅いアレンジですが、元のコンセプトをうまく継承した作りですね。

「恋は盲目」については、ギター、ボーカル共にジャック・ホワイト節が炸裂していて、ちょっと他のアーティストと比べて別格級の出来かも。

まぁ今作はオリジナルが賛否両論な作品ではあるので、食指が動かない人も多いかもしれませんが、これを機に聴き直してみると新たな再発見があるかもしれませんね。

コメントを残す