John Lennon『LENNONYC』

今回はザ・ビートルズ解散後のジョン・レノンが、ニューヨークに渡ってからを追ったドキュメンタリー映画『LENNONYC(ジョン・レノン,ニューヨーク)』のレビューです。

ジョンの伝記映画といえば過去にも、1998年の『Imagine(イマジン/ジョン・レノン)』、2006年の『The U.S. vs. John Lennon(PEACE BED アメリカVSジョン・レノン)』、デビュー前のジョンを俳優による演技で再現した2009年の『Nowhere Boy(ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ)』など、すでに多く作品化されています。

もう情報も出尽くした印象があり、ちょっと今さら感もしますが、いざ観てみるとこれがなかなか興味深いところ。

NYのインディーズ・バンド、エレファンツ・メモリーとの出会いから、『Some Time in New York City』の制作。

FBIの妨害を受けながら続けてきた平和活動が、ニクソン大統領の再選によって頓挫したこと。

挫折して荒れていたジョンがオノ・ヨーコに追い出され、ロサンゼルスで生活を始めたこと。

「Whatever Gets You Thru The Night(真夜中を突っ走れ)」が1位を獲得し、飛び入り参加したエルトン・ジョンのコンサートの楽屋で、ヨーコと再開したこと。

息子ショーンが生まれてからの、主夫生活。

Double Fantasy』での復活と、『Milk And Honey』の製作中に凶弾に倒れるまでの様子。

などなど、未公開音源や写真、映像、関係者のインタビューを交えながら、こと細かに綴られていくエピソードには思わず見入ってしまいました。

ドキュメンタリー作品だけに、時間軸に沿って展開していく流れは非常にわかりやすく、ジョンが当時何を考えていたかを知るにはちょうど良い作品ではないでしょうか。

期待せずに観ただけに、予想外に良い映画でした。

コメントを残す