Paul McCartney『McCartney』

ビートルズ解散の1週間後にポール・マッカートニーがリリースした、最初のソロ・アルバム『McCartney』が、未発表音源、未発表映像などを加えて、SHM-CDリマスター盤として登場しました。

Disc1の本編は、ほとんどがポール1人の宅録でレコーディングされたもので素朴な作品でしたが、リマスター化されて音がクリアになった分、アルバム本来の良い味が出る作品になったのではないでしょうか。

ポール自身もお気に入りで、ライヴの定番曲ともなっている「Maybe I’m Amazed(恋することのもどかしさ)」は、やはりキラリと光る名曲ですね。

Disc2は、アウトテイクやライヴ音源などを収録。

「Suicide」は何度かレコーディングが試みられながらも、結局お蔵入りになった1曲で、ここではセッションの合間にポールがピアノ弾き語りで演奏したデモ音源が収録されています。

その後は、1974年にTV番組「ワン・ハンド・クラッピング」用に収録した「恋することのもどかしさ」、1979年のグラスゴーでのライヴ音源3曲が続き、「Don’t Cry Baby」「Women Kind」といった未発表曲で締められます。

「Don’t Cry Baby」は、タイトルこそ違いますが、明らかに「Oo You」の前身となった楽曲。

「Women Kind」はピアノを弾きながら、ポールが声質を変えたり、楽器のマネをしてみたりと、遊び心いっぱいの1曲となっています。

スーパー・デラックス・エディションに付属のDVDには、当時のホーム・ビデオの映像満載で、ポールが家族とスコットランドで休暇を過ごしている様子をバックに、アルバムの制作について語る内容からスタート。

他にも、「ワン・ハンド・クラッピング」用の「Suicide」、1979年のカンボジア難民救済コンサート、1991年の「MTVアンプラグド」からの映像なども収録されています。

「ワン・ハンド・クラッピング」の映像は、『Band On The Run』のリマスターにも収録されていましたが、どうせなら完全版としてリリースしてくれたら良いのですけどね。

それとスーパー・デラックス・エディションには、さらに特設サイトから96kHz/24bitの音源をダウンロードするパスワードも封入されています。

まぁ『McCartney』といえば、数あるポールのソロ作の中でもかなり地味な方なので、完全にファン・アイテムでしょうし、価格もそれなりに高いので、興味のある人はどうぞという感じですかね。

コメントを残す