Various Artists『Jazz For Japan』

東日本大震災のチャリティ目的で作られた音楽作品はいくつかありますが、本作『Jazz For Japan』は名前の通り、ジャズの楽曲を集めたコンピレーション作品となっています。

同系統のシリーズ(?)に、ロック/ポップスの『Songs For Japan』、クラシックの『Classics For Japan – Music For Healing –』などもありますが、こちらは今回のリリースのために、すべて新録曲を収録。

参加メンバーには、スティーヴ・ガッドネイザン・イーストマーカス・ミラージョージ・デュークリー・リトナーケニー・Gなど、ジャズ/フュージョン系の錚々たるメンバーが集まっています。

取り上げている楽曲もジャズ・スタンダードばかりで、チャリティのためとはいえ、思わぬところで豪華なアルバムとなりました。

急遽、制作ということもあり、全体的にアレンジはオリジナルに沿ったものが多くなっていますが、中にはウェイン・ショーター「Footprints」、ナット・アダレイ「Work Song」、ハービー・ハンコック「Cantaloupe Island」など、現代風なテイストを加えている楽曲もあります。

どれも良い出来に仕上がっているとは思いますが、あえて注目曲を挙げるとすれば、ハービー・ハンコック「Watermelon Man」でしょうか。

マーカス・ミラーのベース・ソロがメインになっていますが、リー・リトナーのギターと、ケニー・Gのサックスも彩りを添えるという豪華さが聴きどころです。

それと今作は、先行してiTunes Storeでダウンロード版が販売されていましたが、CD版ではボブ・ジェームスが優雅なソロ・ピアノを披露する、ジミー・ドーシー「I’m Glad There Is You」が追加されています。

今作はチャリティ・アルバムということもあり、普段ジャズを聴かない人でも割と聴きやすくまとめられていると思いますので、チェックしてみてはどうでしょうか。

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