Derek And The Dominos『Layla And Other Assorted Love Songs』

クリームブラインド・フェイス解散後に、エリック・クラプトンが結成したバンドとして知られるデレク・アンド・ザ・ドミノス

それまでのスタイルと一転して、アメリカ南部のレイドバック・サウンドを中心に、故デュアン・オールマンをゲストに迎えたアルバム『Layla And Other Assorted Love Songs(いとしのレイラ)』がヒットしますが、アルバム1枚で解散。

ただ、今でもクラプトンのキャリアの中で重要な作品となっている『いとしのレイラ』が発売40周年ということで、未発表曲、未発表トラックを追加した『スーパー・デラックス・エディション』『デラックス・エディション』が新たにリリースされました。

『スーパー・デラックス・エディション』は、4CD+1DVD+2LP、『デラックス・エディション』はその中から2CDを抜粋したものになっています。

内訳は、CDがオリジナル盤、アウトテイク集、ライヴ盤『In Concert』に『Live At The Fillmore』から4曲の抜粋を加えたもので2DISC、DVDはオリジナル盤を5.1chミックスしたもの、LP2枚もオリジナル作品を収録したものとなっています。

まぁ収録内容にダブりが多いので、かなり水増し感も感じるところですが…

オリジナル部分は、さすがに名盤と言われるだけあり、いまさら特に言及することもないでしょう。

5.1chミックスに関しては、あまりサラウンドを強調したような感じではなく、原音の音の粒をクリアに聴かせるといったミックスになっています。

ジックリ腰を据えて聴きたい時には、良いかもしれません。

今作の1番の目玉となるのが、DISC2のアウトテイク集。

「Tell The Truth」のシングル・ヴァージョン、「ザ・ジョニー・キャッシュ・TVショー・ライヴ」出演時の音源、2ndアルバムに向けて録音した音源などが収録されています。

アウトテイクの多くは『Crossroads(アンソロジー)』ですでに発表済みですが、『The Layla Sessions 20th Anniversary Edition』の時はジャムの様子をダラダラと収録していたのに比べ、今回はスッキリとまとめてきた感じでしょうか。

「ザ・ジョニー・キャッシュ・TVショー・ライヴ」音源に関しては初登場で、珍しいところではゲストにカール・パーキンスを迎えてロックンロール・ナンバー「Matchbox」なんかも演奏しています。

ライヴ盤2枚は、解散後に発売された『In Concert』全曲に、『Live At The Fillmore』から「Key To The Highway(ハイウェイへの関門)」「Nobody Knows You When You’re Down And Out(だれも知らない)」「Little Wing」「Crossroads」が追加収録されています。

どうせならLP2枚を省いて、『Live at the Fillmore』を全曲入れてくれた方が良かったのですけどね。

さすがに蔵出し音源も底をついたのか、今回はやや魅力に薄れる部分もあるでしょうが、それでも名盤『いとしのレイラ』に初めて触れる人にとってはちょうど良いアイテムかもしれませんね。

それにしても最初、すでにボックスセットがあるのにまた出すの?と思ったのですが、よく考えたらそこから20年経っていたわけですか…

『いとしのレイラ』は20年経っても、40年経っても聴ける名作ということなのでしょうけどね。

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