Rumer『Seasons Of My Soul』

今回はパキスタン生まれのイギリス人、ルーマーのデビュー・アルバム『Seasons Of My Soul』のレビューです。

本国イギリスでは2010年にリリースされ、現在もロング・ヒットを続けている本作。

本作を聴いたバート・バカラックが彼女を気に入り、共作を申し出たというエピソードもあったりします。

アルバム冒頭「Am I Forgiven?」を聴くと、一瞬ジャズかと思わされますが、基本的にはポップスの味付けがされています。

ジャズ風ポップスというと、ノラ・ジョーンズが思い出されますが、それよりも少しギターにサウンドの軸を置いた感じでしょうか。

今作からの1stシングルとなっているのは「Slow」。

静かな歌い出しから、徐々に盛り上がってくる展開は、正に癒しサウンドといった感じですね。

2ndシングルになっているのは、アレサ・フランクリンをテーマにした「Aretha」。

ルーマーのハスキーながらも伸びやかな歌声が印象に残り、こちらもリラックスしながら聴くにはもってこいの1曲です。

そしてボーナス・トラックには、バート・バカラックが作曲してディオンヌ・ワーウィックがヒットさせた「Alfie」、スティーヴン・ ビショップの「It Might Be You(君に想いを)」、ライザ・ミネリの「Come Saturday Morning」、さらにiTunes LP版にはザ・ビーチ・ボーイズの「The Warmth Of The Sun(太陽あびて)」のカバー曲が収録されています。

こちらも彼女のカラーに合った選曲で、うまくアルバムのテイストに沿ったアレンジでまとめられています。

全体的には、生楽器の良さがすごく出ている音作りで、スタジオの空気感が伝わってくる良作。

久々にアナログ的な音の良さを感じた1作でした。

コメントを残す