The Rolling Stones『Ladies & Gentlemen』

長い間、海賊版として出回っていた、ザ・ローリング・ストーンズのコンサート映像『Ladies & Gentlemen』が、ついにオフィシャルな形でリリースされました。

収録されているのは、1972年6〜7月にかけて行われたアメリカ・ツアーのうち、6月24〜25日のステージ。

ツアー前の5月12日には、『Exile on Main St.(メイン・ストリートのならず者)』が発売になったばかりなので、ちょうどストーンズが一番脂のノっていた時期のライヴ映像ということになります。

演奏の方は、ライヴ感を高めているのか、全体的にテンポを上げた演奏でサクサクと曲が進んでいく感じですね。

オープニングの「Brown Sugar」「Bitch」や、ラストの「Jumpin’ Jack Flash」「Street Fighting Man」なんかは、オリジナルよりもドライヴ感が増しており、当時のエネルギッシュなステージングを感じることができます。

また、この頃のストーンズのライヴは、今のように大所帯ではなく、メンバー以外のサポート人員は、ピアノのニッキー・ホプキンス、サックスのボビー・キーズ、トランペット/トロンボーンのジム・プライスのみ。

「Dead Flowers」「You Can’t Always Get What You Want(無情の世界)」あたりでは、ミック・ジャガーとキース・リチャーズが1本のマイクで歌い合うという、今では珍しいシーンも観ることができます。

ただちょっと残念なのは、マスター・テープの保存状態が悪かったのか、音質、映像とも修復し切れないで、劣化が目立つ部分もチラホラ。

心地良く曲を聴いていると、急に低音部分が無くなったりするので、アレッと気になって集中できない箇所もあります。

そして今作にはボーナス映像として、リハーサルでの演奏シーン、当時のメンバーへのインタビュー、今作の発売に合わせてミックがコメントしている映像なども収録。

特にブルーレイ版2枚組DVD版には、コンサート前の楽屋でディック・キャベットが長々とメンバーにインタビューしているシーンも収録されているので、ファンなら興味深いところではないでしょうか。

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