Bruce Springsteen & The E Street Band『London Calling: Live in Hyde Park』

ブルース・スプリングスティーンとEストリート・バンドのザ・ライジング・ツアーから、2009年6月28日に行われたロンドンのハイド・パークのステージが、『London Calling: Live in Hyde Park』としてリリースされました。

Eストリート・バンドとのライヴ映像としては、2004年『Live in Barcelona』、2001年『Live in New York City』に続く作品。

タイトルにもなっている「London Calling」は、ザ・クラッシュが1979年にリリースしたシングルで、今作ではオープニング・ナンバーとしてカバーされています。

冒頭からしばらくは、やや硬い演奏が目立ちますが、2曲目「Badlands」でロイ・ビタンの軽快なピアノに導かれ、斬り込むようなクラレンス・クレモンズのサックス、スティーヴ・ヴァン・ザントとの息の合ったコーラス、手堅くドラムを刻むマックス・ワインバーグなど、お馴染みのサウンドが流れてくると、思わずその映像に見入ってしまいます。

全体のセット・リストは、最新作『Working on a Dream』からだけでなく、過去作からもふんだんに選曲されていますが、やはりライヴのハイライトは「Born To Run(明日なき暴走)」から「Rosalita (Come Out Tonight)」へとつながる部分でしょうか。

さすがに80年代に比べると、ブルースも若さで突っ走るというスタイルではなくなりましたが、円熟味が増した演奏もそれはそれで味があります。

それと、ブルースはたびたびステージの下に降りてオーディエンスを盛り上げていますが、「Waiting On A Sunny Day」では客席にいる子供に歌わせようとして不発に終わるという、ちょっと微笑ましい場面なんかもあったり。

まぁ感想としては、ブルースのコンサートをストレートに楽しめるライヴ映像で、安定感のある作品といったところでしょうか。

個人的には、Eストリート・バンドのニルス・ロフグレンが好きなので、終始大人しく、目立つ場面が無かったのがちょっと残念ではあるのですが。

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